出版社内容情報
恋に闘病に激しく燃えた青春!
二十歳で逝った、成美さんの記録 文庫本に500通にも及ぶ愛の往復書簡。そこに語ろうとしても語り尽くせなかった、成美さんの青春が生きづいている。────『女性自身』シリーズ人間成美さんは動揺しながらも、時にテンポの速い会話調で手紙をつづり、秀君に支えられて明るさを失わない。ほのぼのとした青春と、次第に壮絶さを帯びていく闘病生活が、交差しながら克明に描かれている─────『神戸新聞』
内容説明
3月4日。今日は満二十歳の誕生日。藤保君からプレゼントに、指輪をもらった。まったく見えない目から涙をポロポロ流し、何度も何度も「ありがとう、ありがとう」と、お礼をいっていた。「私の目が見えるようになったら、真っ先に手にはめている指輪がみたい」と、心をはずませている。(日記より)―そして誕生日から2週間後、成美さんは亡くなった。涙がとまらない感動の書。
目次
第1章 発病
第2章 最後の学生生活
第3章 再入院
第4章 恋文
第5章 元気になりたい
第6章 永遠の愛を誓って
第7章 死闘
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