内容説明
18世紀のヨーロッパでは「チフス患者にお清めと称して“下剤”を飲ませた」「歯医者には誰でもなれた」等当時の医療事情を背景にモーツァルトを取りまく世界を克明に描写しながら、その病歴、性癖を徹底的に調査・分析して未解決の謎に迫った、斯界待望のモーツァルト研究書。
目次
第1部 カルテ(祖先・誕生・幼少期;最初の病気の記録;大旅行中の病気;1767年・天然痘の大流行;18世紀の医学;1770~1783年の病気;1784~1790年のカルテ;臨終・1791年)
第2部 ライフ・スタイル(信仰と行動;永遠の女性;モーツァルトの経済学;ぜいたく・大盤振舞い・借金;ギャンブル)
第3部 謎を生む人格(モーツァルトの人格;気晴らしとストレス;モーツァルトの情緒不安定)
第4部 その死・解かれた謎(死に至る病;反・毒殺説;モーツァルトの死因)
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