内容説明
『ノルウェイの森』の入口から出口へとつながる道筋とはなにか―。“６９年”から８７年に至る村上春樹の成長の道筋を精緻な読みで跡付け、到来する未知への成熟の途を明らかにする書き下し４２０枚。６０年代の神話化を解体する長篇批評。
目次
第１章 風の誘い
第２章 ノルウェイの森
第３章 ダンス・ダンス・ダンス
第４章 風のゆくえ
補記（暮らしの中間性をめぐって；非指示としての青年をめぐって）
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