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内容説明
国王直轄である守衛隊の長官を勤める異母兄の下、暗殺者として働くオーリ。肖像画家として、その腕と美貌で貴族たちの館を渡り歩き、目的のためには身体を利用することすら厭わない。幼い日に身寄りを喪い、ひどい境遇にあったのを救ってくれた兄の役に立ちたくて、自ら志願したのだ。一方、子爵でありながら、不正に私腹を肥やす貴族から金品を奪う盗賊のクライン。あるパーティーで出会った二人は、互いの正体を知らないまま惹かれ合うようになるが―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
那義乱丸
19
面白かった！とある殺人事件に巻き込まれた暗殺者と盗賊。互いに素性を隠したまま、ふたりは仮の恋人となるのだが…。正体を知られないように探り合うオーリとクラインの駆け引きめいたやりとりも面白かったし、なにより事件の犯人と真相が気になってぐいぐい引き込まれた。アシルとオーリの関係が明らかになった時には、もしやトライアングル的に？と期待したりもしたけどそれはなく(笑)終盤に明かされるクレインの過去エピが良かった。クレインの出自の秘密にも驚きw 甘さはこれからな二人だし、アシルも気になるので続編希望♪（↓に続く2017/08/20
まふぃん
17
タイトル通りのお話。ミステリー要素もあって面白かった。続きがあっても楽しいかも♪2017/10/26
さとみん
5
陰謀とそれぞれの過去が交錯する話でひねりがあってよかった。最後のシーンが象徴する二人の関係が楽しい。2017/07/01
tanya
3
登場人物が多く複雑だけど、可愛い暗殺者と庶子王子様の甘いお話でした。サラッと一気読み。2020/02/09
ヨイドレテンシ
3
泥棒貴族×宮廷絵師。記録し忘れ。泥棒貴族も暗殺者も今一つ仕事がぬるいけど、それが作者の作風。兄がいちばんかっこよかった。2017/08/29
