内容説明
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【シリーズ累計30万部突破!】
【2014年度日本数学会出版賞受賞!】
現代を生きるすべての人にとって必須の教養と言うべき「統計」をテーマに、
「僕」と三人の数学ガール(ミルカさん、テトラちゃん、ユーリ)が楽しい数学トークを繰り広げる、最高の統計入門書。
▼本書の構成
あなたへ
プロローグ
第1章 グラフのトリック
第2章 平らに均す平均
第3章 偏差値の驚き
第4章 コインを10回投げたとき
第5章 投げたコインの正体は
エピローグ
解答
もっと考えたいあなたのために
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●登場人物紹介
「僕」
高校二年生、語り手。
数学、特に数式が好き。
ユーリ
中学二年生、「僕」の従妹。
栗色のポニーテール。論理的な思考が好き。
テトラちゃん
高校一年生、いつも張り切っている《元気少女》。
ショートカットで、大きな目がチャームポイント。
ミルカさん
高校二年生、数学が得意な《饒舌才媛》。
長い黒髪にメタルフレームの眼鏡。
母
「僕」の母親。
瑞谷女史
「僕」の高校に勤務する司書の先生。
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公開用本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
66
ミルカさんといえども「34,14,2」で覚えているのか。オレたち凡人と同じじゃん。2018/01/19
白パラガス
39
研究室に配属されて,教授にまず読むように言われたのが,測定したデータの正しい扱い方についての専門書。統計における確率分布や誤差の伝播など,これから定量的な研究をする身としては,避けては通れない分野である。しかし,数学があまり得意でない私がいきなり専門書を読んでも,理解できるとは思えなかった。そこで手にしたのが本書。高校時代に友人から薦められ,著者の結城浩さんのツイッターもフォローしているにも関わらず,今まで読んだことがなかった「数学ガール」。今回は統計の基本的な部分を復習するため,読んでみることにした。2019/03/28
Lee Dragon
35
面白かった!問題を解く形式になっていたので久々に数式と戯れました。グラフのトリックや偏差値の意味とかこれは文理問わず一般教養として授業で取り扱うべき内容。ドキッとしたのが、数式は減少に影響を与えないという事。これは科学をやっているとあたかも数式で語れると思ってしまうのだが、これは人間がデータを解釈して数理モデル化したものを扱っているからであり、数理モデルそのものが正しいかは実際には分からない。また、母集団によっても変わりうる偏差値は、文系理系や母集団によって意味が違うという事を今一度皆に理解してもらいたい2017/07/15
あまつ
25
前から気になっていた数学ガールシリーズを読了。対話仕立てで、対象の知識を扱う読者が本当に気になる部分に対して切り込んでいってくれる。 ただ、簡単な部分から、少し数式を扱う部分へのジャンプがあるので、数学苦手な人はそこで少し躓きそうな印象。 とはいえ、読み物としても面白いし、今回でいえば、統計がなぜ有力なのかが存分に伝わってくる良書でした。人に勧めたい!2022/12/20
まえぞう
24
今回のテーマは統計です。特に標準偏差の重要性が強調されます。偏差値の話がでてきます。偏差値教育とかと言及されて負のイメージがつきまといますが、数値自体は数学的に定義された意味のある値です。重要なことは、その中身を理解して、そこから何が言えるのか、前提条件が何なのか、前提条件が崩れていないかをちゃんと見極めて、その上で利用することだと思います。2024/01/02