内容説明
「自分に値段をつけたことがあるか?」あまりにも優雅で官能的な微笑だった。肉食獣を彷彿とさせる男の色気に、裕紀は凍りついた―。有名レストランで副支配人を務める瀬川裕紀は、独立を考えていた。資金集めに苦労する裕紀に、ある客が声をかける。高級クラブを営む実業家神矢が開業に必要な資金を出すと申し出たのだ。闇に繋がると噂に聞くが、以前から目をかけてくれた上客だ。能力を買ってくれたと純粋に喜ぶ裕紀。だが、神矢は代償として、ひとつ条件を出す。―裕紀が「愛人」になることを…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinoko
7
3.0 王道はやっぱり安定感がありますね〜。面白かったです。2017/07/04
usamomo
5
ここでも出て来た九曜会のお名前♪b-boyさんのお話でも出て来たしリンクだらけですね。 お話自体は展開も読めてちょっと鬼畜テイストも入っていますけど、割と淡々と流れて行く感じでした。もっと切なさを感じてもいい設定なのに・・・。ちょっと物足りなかったです。2011/04/05
hinako
4
★3.9 藤森さんらしい、スタンダードな(悪く言うとぬるーい)お話でした。もっと何か事件があるのでは・・・と思っているうちに終わってしまった。まあでも、受けが攻を好きになっていく過程などは楽しめたのでよかったです。疲れた週末に読むにはちょうどいい。ただ、攻が最初から受を好きだったわりに、結構酷いこと言ったりしているのがちょっとなー。もう少し早くくっつけて、攻の甘いところを見せてほしかった気がします。2011/04/08
ゆう
4
投資の代わりに身体を…という展開だったが、借金とかどうにもならないものじゃなくて断ろうと思えば断れる類のものであること、最初から攻に魅かれている様子の受の態度から、無理矢理感は薄い。Hも藤森さんにしては控えめかなと感じた。始まりが始まりだけにお互いの真意を読めずに遠回りする2人のお話でした。そうじゃないかなとは思ってはいたけれど、結局は攻の一目惚れかよ! …と分かった時の脱力と言ったらw2011/03/31
まるこ
3
すべて予想通り・・・とはいえ、仕事もできるツンな受って好き。2017/07/22