内容説明
深いようで浅い、浅いようで深い14歳。若手コント作家による大爆笑必至の痛快エッセイ。
目次
第1章 中学生のツボはよくわからない(ど活字中毒のシングウ;ハルコとナミコの地平線 ほか)
第2章 地獄のプライベート運動会(公園の喧嘩の上に咲くキレイな花;不良失格 ほか)
第3章 僕が真っ白な中学生だった頃(あいつがブスで、俺がブサイクで;さて、性が問題だ ほか)
第4章 さようなら、中学生たち(仲がいいにもほどがある合宿;中学生地味メモ ほか)
著者等紹介
ワクサカソウヘイ[ワクサカソウヘイ]
1983年生まれ。脚本家・コント作家。高校3年生でコントグループ「ミラクル☆パッションズ」を旗揚げ。公演の他、金沢21世紀美術館でのワークショップ、横浜トリエンナーレやクラブでのパフォーマンスなど幅広く活動する。現代美術の祭典「GEISAI#11」でのパフォーマンス「こんな狭いところで座頭市」は最終選考にノミネートされ、ニューヨーク公演が決定。今、もっとも注目されている若手コント作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
can
26
タイトルから中学生の素晴らしさを体現しており、長らく読みたかった作品!著者は大人の友達がおらず、中学生と遊んでしまうちょっと変わった人。コント作家ならではの例えツッコミは1Pに2つくらいの割合でねじ込んでくるし「さすがに盛ってるだろこれ」みたいなエピソードばっかだけど、とにかくばからしくて笑える。最後は子供から大人になっていく、変わっていってしまう寂しさでなんかジーンときてしまう。中学生はしょうもない。そして可愛い。彼らからは常に若さと元気をもらっている気がする。2017/06/27
カカシ
22
【図書館】お気に入りさんのレビューを見て以来、ずっと気になっていたエッセイ集。いや〜、面白かった♪コント作家なだけあり、ツボを押さえた文章に何度もブブッと吹かされました(笑)懐かしの中学時代。無邪気な子供でいられた最後の時間。不良に憧れたり、足の速い子がやたらモテたり、修学旅行の枕投げが異様に楽しかったり…。バカをやっても、失敗しても、なんだかんだで笑い転げていた気がします。母親と歩きたくない病、ハルコの手紙にはホロリさせられました。そして何より著者の中学生に対する愛情の深さがジンワリ温かい一冊でした。2016/02/19
kaoriction@本読み&感想リハビリ中
21
本を読みながら泣くことはあっても、笑うことはあまりないのだが、久々に爆笑しながら読んだ。我が家の中1男子に と借りてきたのだが、パラパラ確認読みしているうちにハマってしまった。若手コント作家による痛快エッセイ。中学生の生態、日常が本当にリアルで、だからこそおかしい。自分の中学生時代に著者のような人が周りにいたら、と思うと同時に、我が子をはじめ周囲の中学生にもこんな人がいたらなぁと思う。が、悲しいかな いそうもないので、私自身がそんな存在になってやろうじゃあないかぁ、などと思ったり。爆笑と少しの涙の一冊。2016/12/18
ろくでなし@ぐーたら中
17
60点 25歳。芸人。コント作家。そんな彼が自然体で、ちょっとだけ上目線で中学生と遊びまくる。なぜなら彼には、中学生の友達しかいないからだ。大人でもなく、かといって子供でもない。無駄にエネルギーを消費し、中途ハンパで、不思議で、バカなうえ、生き物として一番面白いのが中学生。本気で遊び倒す著者に打算のようなものはなく、やがて彼のもとを離れて行ってしまう中学生との別れはしんみりとさせられたりもする。多分面白くしようとする余り、話し盛ってる感はあるが、そこは芸人。許せる範囲。彼がダメでいいヤツなのは間違いない。2014/03/26
なお
14
図書館本。大人でありながら、中学生と友達になり日々バカな事してるエッセイ。中学生…うらやましい(* ̄ー ̄)学校の水道からジュースが出て欲しいとか、願ったよね~いつの間にか大人になって忘れるものが多くて…次男坊が真っ最中なので、「幸あれ!」とそっと願おう(笑)2016/09/24
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