出版社内容情報
初版1982年の新装版。この本には、主に私が出会い、いっしょに悲しみ、怒り、闘ってきた人について書いてある。人を書いたのであって、「病気」を書いたのではない。病にたおれた人とそれを見守る人の、悲しみとぬくもりを書きたかったのである。人のみせてくれた”生きざま””死にざま”はそれぞれ私にとっては感銘深い。その中で時の風化に耐え、なお鮮やかに脳裏に甦る情景を書き綴った。-ここにおさめた三十余話の小話に、私はそんな”生きていること”の無言の主張を託した。
'第1章 素晴らしい人がいて
第2章 ある女性の道のりが
第3章 慕わしく恋しい家人よ
第4章 老いと人生の絆から
第5章 希望と中身と風景は
第6章 医の姿、世の姿
第7章 こころの医者として
内容説明
精神医療の“職人”であり、障害者を地域で支える必要性を唱え続ける著者が、若き日の山村で苦脳の中に学んだ医療の原点。
目次
第1章 素晴らしい人がいて
第2章 ある女性の道のりが
第3章 慕わしく恋しい家人よ
第4章 老いと人生の絆から
第5章 希望の中味と風景は
第6章 医の姿、世の姿
第7章 こころの医者として
著者等紹介
中沢正夫[ナカザワマサオ]
1937年、群馬県に生まれる。「心の病」治療の権威として、また地域・家族ぐるみの精神衛生活動の先駆者として知られる精神科医である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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