内容説明
後悔のない20代、30代だったけど、まだやり残したこと…。いまや女性が働くことが当たり前になった時代に、40代で“産む”人生を歩みはじめた7人の女性の物語。揺れ動く「彼女たち」の軌跡をたどり、“現在”を見つめる渾身のノンフィクション。
目次
プロローグ 忙しく時が過ぎゆくなかで
第1話 満たされない私
第2話 非婚願望ナシ
第3話 「50/50」フィフティフィフティ
第4話 女の証明
第5話 軌道修正
第6話 事実婚を考える人
第7話 情と理と、異邦人
エピローグ 沈黙を超えて、女たちは今
著者等紹介
新井容子[アライヨウコ]
1962年、東京生まれ。高度成長期に産声をあげ、「男女雇用均等法」が施行された八〇年代のなかば社会人となる。慶応大学を卒業後、広告制作会社勤務を経て、現在はフリーのライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
にがうり
8
数年前周囲のアラフォー女性たちが立て続けに出産したので(初産ではありませんが)興味を持って。フツーの女性たちがそれなりに人生いろいろあって、40代初産に至るまでの生き様をまとめた本。自分より少しお姉さまたちですが、同じ時代(バブル)の空気を吸ったので、忘れていたことをあれこれ思い出しました。ただ、産んでめでたし、の構成に物足りなさも。40代で初産って医学的にリスクもあるでしょうし、子育ても体力的には大変そう。もう少し現実に踏み込んで欲しかった。2006年の刊行で時代も変わっているので、半分読んで十分かな。2015/10/04
miporin
2
バブル期に青春を謳歌した、10年前に40代初産を経験した女性たちの物語。今の感覚とはだいぶ違う世代間ギャップも多々感じつつも、自分もするかもしれない「40代初産」を経験した女性たちのストーリーに、時に共感し、時に読み進めるのが苦しくなりながら、しかし興味深く読んだ。彼女たちの世代が“まだ産める”という「逃げ水現象」を体験した揺り戻しが今の「早く産め」現象だろうな、と、後書きを読み改めて思う。著者もこの揺り戻しまでは想定外だったろうなと思う。私ははざま世代で、なんとなくここまできてしまったな…。2015/05/30
jun
1
女性の出産・育児の時期や、生き方、働き方は、社会の規範やトレンドに左右されてきたんだな、と感じる。 良妻賢母が賛美された時代、登場人物の世代のように、キャリアウーマンがもてはやされ始めた時代、そして、共働きで育児も仕事も頑張る輝く女性が理想とされる現代。 本当は、どの生き方も素敵で、社会が理想像を示すべきではないし、一つに決めてつきすすむ必要もない。もっと柔軟に育児と仕事のバランスを変えていける社会が理想だなぁと思う。2015/02/15
海
1
ちょっと前に出た本なので、取材対象者がバブルの時期に社会人を経験し、キャリアアップやスキルにこだわった結果40代での出産になったとか、最初の結婚に失敗したのが30代半ばで、2度目の結婚で授かった、とかそんなエピソードが多く、なんとなく団塊jrには共感ができないような気がした。2012/01/30
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