内容説明
傷害、覚醒剤、窃盗、妊娠中絶―。自分と他人を傷つけることでしか生を実感できない14歳の非行少女。「本当の自分」探しに同行する若き元法務教官が描く感動ノンフィクション。
目次
第1章 入所
第2章 同室
第3章 脱走
第4章 面会
第5章 手錠
第6章 護送
第7章 審判
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うさぎ
3
非行少年は少年法に基づき、約4週間鑑別所に収容される(観護措置)。その様子を綴ったノンフィクションである。主人公は何もしてやれないからと教官を辞め、代わりに物語に昇華する事を誓う。そしてこの一冊が野島伸司の目にとまり、ドラマ、リップスティックが生まれた。あのドラマで鑑別所を知った人も多いのでは。テレビで発信される事で、様々な人に影響を与えただろう。それを鑑みると、何もしてやれないどころか、計り知れない力となったはずだ。2016/06/06
こやま
1
リップスティックというドラマの原作なので読みました。やっぱり、現実とドラマは違うと。なんていうか、作者の自己満足?…自分によってる感じをどうしても文章の端々に感じてしまう。2011/07/13