内容説明
本書は、「いのち」の意味が改めて問われている現代のなかで、その意味を問う手がかりを求めたものである。われわれ一人ひとりが個人として生きなければならないという、今日の新しい時代には、それにふさわしい方法があるのではないか。「いのち」の価値を見出す新たな方法とはなにか。それを求めて、哲学・宗教から生命科学までの、さまざまな専門家に「いのち」のあり方をたずねた。
目次
環境と「いのち」―宮沢賢治とアメリカ先住民の環境観に学ぶ
生命科学からみた「いのち」
「いのち」の平等性―仏教の生命観
福祉機器とクオリティ・オブ・ライフ―工学の現状から
教育と「いのち」―人格共同体の形成に向けて
著者等紹介
山内繁[ヤマウチシゲル]
1940(昭和15)年生まれ。国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所所長(リハビリテーション工学、化学センサ)
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