内容説明
危機の時代に企業・組織は指針をどこに求めるべきか。本田技研のベテランエンジニアが、自らの体験を内省しながら、組織の未来にそなえ、日露海戦をテーマに、日本連合艦隊における「創出のありかた」を検証。
目次
1 日露開戦までの兵力準備概観(海軍技術変革の時代;大砲、砲弾、装甲、機関 ほか)
2 海軍実力向上策(トップレベルの運用術を目指す;戦うシナリオ―「戦策」の創出)
3 黄海海戦(黄海海戦と戦策の実行;旅順艦隊出撃す ほか)
4 対馬海戦(連合艦隊の人事異動;力の集中、優位の実現 ほか)
5 日露海戦における創出(失敗の認識、当事者意識;日露海戦から見た創出の構造)
著者等紹介
吉田恵吾[ヨシダケイゴ]
1943年富山県にて出生。1966年京都大学工学部卒業、同年本田技研工業入社、(株)本田技研研究所配属。二輪車商品開発技術、騒音、強度、操縦安定性、ブレーキなどを担当。大型バイク通称ナナハンを始めとして二輪車の開発に従事、当時二輪車は輸出の花形商品であった。1993年本田技研工業、環境安全企画室長。ホンダ環境宣言、グリーンファクトリイ計画、工場廃棄物ゼロ計画、二輪車昼間点灯実施、二輪車排出ガス規制推進など安全と地球環境問題担当。1998年本田技研工業、共創フォーラム事務局長
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