叢書・文化学の越境   1<br> 王朝の性と身体―逸脱する物語

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叢書・文化学の越境   1
王朝の性と身体―逸脱する物語

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内容説明

規範や禁圧との相剋のなかで「性」や「身体」は物語においていかに描かれてきたのか。ジェンダー・セクシュアリティ・身体をめぐる権力と欲望の王朝文学論。

目次

1 『枕草子』・〈性差〉を越えて―清少納言と中宮定子
2 光源氏の身体と性―王朝物語史から
3 物語の「声」と「身体」―薫と宇治の女たち
4 逆光の光源氏―父なるものの挫折
5 『源氏物語』のジェンダー―権力とテクスト 座談会
6 男が男を〈愛〉する瞬間―「女の物語」としての『平家物語』は存在するか?
7 男色家・藤原頼長の自己破綻―『台記』の院政期

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

れじーな

0
思っていたものとはちょっと違って、難しかったです。特に「逆光の~」の章が…。平安期以降に書かれた、主に「源氏物語」を通してのジェンダー論なんですが、個人的には書き手はそこまで本当に考えて書いていたのかな、という感想しか抱けませんでした。光源氏の両性具有、武士の台頭と同性愛的な世界、男女の関わりを読んでいた筈なのに、気が付くと男ばかりで世の中を動かそうとしている世界になっているのが、不思議でした。2010/09/08

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