内容説明
中勘助の文学に魅せられ、永年師事した著者が、その限りない優しさと強さに打たれ、実業に専心しながら真実を見つめつづけた珠玉の文章。
目次
追想・中勘助(風のごとし;服織村 ほか)
あまから双紙(仲秋名月;深川 ほか)
草萌え(鴉の子;馬頭観音 ほか)
御所人形(山姥;宗麟 ほか)
著者等紹介
稲森道三郎[イナモリミチサブロウ]
1923年静岡市に生まれる。1942年旧制広島高等工業学校醸造学科卒業。1945年より1965年まで中勘助に師事。『中勘助全集』(岩波書店)編纂委員。現在、カネジュウ食品(株)会長。随筆家。著書に、『一座建立』(六興出版)、『中勘助の手紙』(中公文庫)、『服織の中勘助』(麹香書屋)、『随筆集 花追い』(アイデア)ほか
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