内容説明
平成の福祉制度改革の動きは社会福祉の現場を振動させている。もちろん、その振動は社会福祉専門職員への影響、サービスの実施主体となる市町村の困惑だけではなく、21世紀への移行の中で社会福祉の利用者の生活を根底から変えていくという流動的時代に突入している。本書は、こうした時代的背景において、迫りつつある新たな改革の渦中に執筆された。しかし、社会福祉の基盤となる視点は、財源の減少あるいは制度改革等によって揺れ動くことのない利用者の立場からの視点として、常に構築しておかなければならない。よって本書は、社会福祉の原理を公的責任として保障し、人間尊重の基本理念を分析するところに価値をおいている。
目次
社会福祉法制度の歴史的推移
社会福祉事業法
生活保護法
児童福祉法
身体障害者福祉法
知的障害者福祉法
老人福祉法
母子及び寡婦福祉法
老人保健法
介護保険法〔ほか〕
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