内容説明
一人一人の児童の中に在る、十人十色の個性。人間性の根源に及ぶほど大切な、精神の在り方をも意味する個性。果たして、1学級四十余人もの児童を相手とする、1人の教師の手によって、それも1年か2年の短い時間で、個性教育が成し得られるものでしょうか。それは、「否」です。此の本は、息子という人格に、私、母親が施した個性教育の、小学校6年生の1年間におけるプロセスです。
目次
登校拒否
陰湿ないじめ
秘密を見た息子
知恵のガラクタ箱
落ち込んだ肩
激しい啖呵
特別賞に輝いた工作
5点減点はなぜ
やさしい先生からの電話
家族の笑い声〔ほか〕