内容説明
こんなに日本を愛してくれる人たちがいるだろうか…日本人であることを誇りに思い、日本人として生きた台湾人女性が証言する、当時の日本人像。終戦まで日本人として生きた台湾人著者からのメッセージ。
目次
第1章 命の恩人は日本人
第2章 日本統治時代
第3章 素晴らしかった日本教育
第4章 優しい日本の兵隊さん
第5章 戦後、中国人がやって来た
第6章 日本人よ、しっかりしてください
第7章 想い出は永遠に…
著者等紹介
楊素秋[ヨウソシュウ]
日本名、弘山喜美子。昭和7(1932)年、日本統治下の台湾、台南市生まれ。弘明電気商会を経営する父:弘山清一と母:敏恵のもと、二男三女の二番目(次女)として生まれる。台南師範学校附属国民小学校、長栄女学校(中学、高校)卒業。日本をこよなく愛した父の影響で、日本人と自覚して育つ。今も、思考する時も、寝言も日本語。日本と台湾の架け橋の釘1本となりたい、と、貿易、通訳、日本語教師など、多方面で活躍している
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろ☆
17
統治時代の日本人大絶賛なので、本当に?幼少期の刷り込みじゃないの?とも思ってしまうが、なんとかしたい。政治も今の日本も。今、日本全体で、戦後みたいな状態になったら、本気で復興しようと動く人がどのくらいいるのか。2014/09/06
北本 亜嵐
11
日本統治時代の台湾に生まれた著者の自伝を含め当時の様子を伝えています。賛美すぎるかなぁと感じるところはあるけれど、台湾の近現代を知るには良いと思う。「幸せは国が立派であって初めて得ることが出来る。国民の一人一人が立派でなければいずれ国は滅びてしまう」近くて遠い国、台湾。日本を愛してくれる人がいることに感謝。2014/10/01
kyoko
8
台湾に親日家が多い理由がわかった気がする。今も素敵だと思って貰える存在であればいいな。2018/03/17
ゆうぼう
3
素敵だったという過去形のタイトルがすべてを象徴しているように思えました。日本人は死んでしまったのだ。という、著者の想いが満載の作品。素敵な日本人の復活に何が必用なだろうということが簡単に書いてある。そう、日本人の素晴らしい実績を子供たちに教えるという当たり前のことが書かれています。今の教育、メディアすべてが素敵な日本人を伝えていない。そんな教育を受けた子供たちが日本を愛する訳がない。そうですね。もっと、先人の素晴らしさ、日本の素晴らしさを子宝に教えないといけませんね。今年初のサバが釣れましたよ。3尾も。2016/10/31
rin
3
現在系で「素敵だ」と評価してもらえるような、そんな「日本人」になりたいと心から思った。2009/09/12