内容説明
真実を見つめた作家、ルナールの日本初の全集。村に起きた小さな事件の数々を描いた処女小説集『村の犯罪』と、ある家庭に仕えた女の身の上をたどる長編小説『わらじむし』。ともにルナールが独自の道を模索する中から生まれた２篇を収録。
感想・レビュー
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ワッピー
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都会人がのどかなように感じる農村にもしっかり暗部はあるわけで、泥臭いの、まだかわいげのあるの、陰惨なものなど各種取り揃え。(村の犯罪) 19世紀末のフランスにも就職を拒否し、実家で過ごしたがる青年はいて、地主でもないのに、村で一目置かれているレラン家の長男エミールを中心に、ティトリー村の人間模様を描いています。無気力・無責任な男はいつの時代にもいるものですね…（わらじむし）2012/01/16
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