内容説明
「知的障害やその他の障害のある人達も、地域の枠組みの中で立派に暮らして行ける」―このことをロバート・パースキーは実例をあげながら、納得のいく説明をしています。著者が特に力を入れて述べているのは、彼らがいわゆる「普通の地域」の中で共に暮すことができるという点です。地域の中にそうした人達がいてくれることがどんなに素晴らしい、他では得られない経験となるのか、彼は深い洞察と思いやりを持って示しています。ちょうど時宜にかなったこの本は、マーサ・パースキー夫人の心こまやかな挿し絵のおかげで、一層人の心に温かく訴えかけてきます。
目次
私がこの本を書いたわけ
一生続く多難な道
まず人間として
ノーマライゼーションという新しい考え方
彼らの能力も伸びてゆく
薄らいできた偏見
数の脅威
知能とはいったい何なのか
人それぞれの良い人生
知的障害のある人の勇気と英雄的行為〔ほか〕
著者等紹介
山本千恵[ヤマモトチエ]
日本福祉大学、中部大学、名古屋短期大学非常勤講師
渡辺勧持[ワタナベカンジ]
愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所社会福祉学部長
渡辺季与子[ワタナベキヨコ]
中部大学、名古屋学院大学非常勤講師
白井裕子[シライユウコ]
中部大学非常勤講師
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