内容説明
男37歳・編集者の大阪暮らしと街歩きから生まれた同時代観察85篇。感性の同志を求めて、鶴橋のキムチからガルボまで。
目次
1 歩けば(花よりエビコロ―京都・円山公園から河原町;善男善女の寺―京都市南区・東寺の弘法市;街歩きの地図―「ぴあマップ’88関西版」が出た ほか)
2 こだわれば(元祖きつねうどん;歯ブラシ 「ハイジ」という名の革命児;トマト銀行もいいけど―キャッシュ・コーナーに望む;小さな先端技術―メガネふき「トレシー」 ほか)
3 見れば(ビデオを借りる日―新しい習慣の出現;今日も寝不足―深夜テレビの攻防;地球の運命―カール・セーガンの「コスモス・スペシャル」 ほか)
4 読めば(本の香り―“私の本屋”はどこに;大阪人を定義する―はるき悦巳『じゃリン子チエ』;スクリーンに向かって―『映画新聞』のこと ほか)
5 思えば(気を遺う客―散髪屋の椅子で;夏の花―キョウチクトウの美学;蟻とキリギリス―都市生活者の宿命 ほか)