内容説明
心の傷とはどのようなものか。何によって心が傷つくのか。心が傷ついた結果、人はどうなるのか。傷ついた心はどう癒せばよいのか。本書では“愛されずに傷ついた人”に関する事例、心の傷を回復させるための過去のさまざまな試み、その軌跡など、今後のヒントとなり得るものを、既存の文献や書物からできる限り多く引用しました。ふさわしいと思われるそれらの事例や引用文を、ひとつの箱の中に入れてかき回し、並べ替え、接着剤でつなぎ合わせた読み物です。
目次
第1章 愛してない、欲しいだけ
第2章 いつも同じパターンで失恋する女性たち
第3章 快感の不思議と驚くほどの力
第4章 触れる実験と本当にあった話
第5章 脳が壊されているかもしれない
第6章 愛による接触で「皮膚」がつくられる
第7章 “性器なき肉体”から“器官なき身体”へ