目次
第1部 原理的考察をもとめて(宗教と国家;教会と国家―過去からの教訓、現在の問題、未来のための解決の道;宗教と国家―戦争の問題を通して;政教分離の法理)
第2部 日本およびアジアの宗教伝統と国家(原始仏教の国家意識;仏教の国家観;儒教の国家観;日本における宗教と政治;日本古代国家形成理念と大乗仏教―聖徳太子から東大寺建立への過程における;日本近代化における宗教と国家;西田幾多郎における歴史と国家;政治と宗教;教会と国家とフィリピン・ナショナリズム)
第3部 ユダヤ・キリスト教の宗教伝統と国家(イスラエル史から見た教会と国家;アウグスティヌスにおける宗教と国家;プロテスタンティズムと国家;アメリカの宗教―伝統の中の宗教右翼;アメリカ建国とキリスト教;ファシズムとカトリック教会;東方正教会と国家権力;宗教と国家―ロシアとトルコの比較文明論的考察;ロシア正教会の現状―歴史的考察と展望;ロシアにおける宗教と国家―ペルジャーエフの思想から)