目次
繊細で剛胆な名文家は借金王―内田百〓
日本植物学の先駆者は長命な草木の精―牧野富太郎
万物を愛した博物学者はコスモポリタン―南方熊楠
宇宙感覚溢れる身勝手な文学者は無一物―稲垣足穂
風を友に、母の幻を追った漂泊の俳人―種田山頭火
志を高く、つましく暮らす記録作家―松下竜一
わが人生をなぞり続けた文学者―耕治人
弱者に心寄せ続けた白樺派詩人―千家元麿
飲んだ、打った、買った楽天貧乏落語家―古今亭志ん生(五代目)
読み書きのできなかった伝説の天才棋士―坂田三吉
体験を具現化した陽気な芸術家―棟方志功
反公害運動の先駆者、無私の政治家―田中正造