内容説明
この本は、「料理人の実態って、なんだろう」というクエスチョンに、かなりのところまで、答えられるように思います。ここにあるのは、たんなる個人の意見でなく、洋食の料理界につたわる、職業上の方法論でもあるし、人間の知恵でもあるし、脈々とながれる、料理人としての意識でもあります。
目次
メニューをつくる(メニューをきめるときの前提条件;条件不明のメニュー;昼のメニュー;定食の昼と夜;年令と嗜好;婦人の昼食会;親族の会食;2泊3日の連続メニュー)
献立帖 控(ホテルの朝食;和洋折衷メニュー;ビュッフェメニュー;婚礼の正餐;ダイエットか健康か;職業と嗜好;都市とリゾート;主義の自然;宗教の自然;外国の人を主賓として)
モノローグ(タマゴ;ニワトリ;ミニッツステーキ;ガルニチュールの横須;電子レンジについて;「求むデザートベーカー」;四季のメニュー;料理人と自己表現;「フランスへ行く」)