内容説明
「ポケベル=コギャル」のもたらしたものは何か?あの、腕にまとわりついた原色のSWATCHは、何を変えたか?「身体化」したさまざまなメディア・ガジェットの現代的意義を、軽やかにワープしながら自在に論じた、気鋭の最新メディア評論集。
目次
第1章 「ベル友」と「セーラー戦士」―「ノリ」と「キレ」を生成する「ポケベル文法」
第2章 「ポケベル=コギャル」は、魔女か、メディアテックの主体か?―家庭・空間・性差の視点から
第3章 コンプレッソ・プラスティコ―腕とSWATCHをめぐる人体論
第4章 歌うサブマリナーズ、あるいは「聞き耳」でいっぱいの海
第5章 「マルチメディア」と「ながら族」―「五感」と「メディア環境」の変容
第6章 メディア環境研究のエスキス