内容説明
「父性の復権」で子供と家庭を救えるか?「豊かな生活」のなかで脅かされる子どものいのち、人権。大人はいま何をすべきなのか。家庭・学校・地域を大胆に見直し、新たな生活文化の創造を呼びかける。子どもの真の成長と「生きる力」を育むためにおくる緊急提言。
目次
第1部 脅かされるいのち(父親による息子殺しが提起しているもの;子どもが生きる力を感じるために;自分のたましいを傷つけないように―援助交際;母親の自己確立―Cさんへの手紙)
第2部 いのちの再生産の営み(家庭の教育力;共に生活するということ;親が与えることのできない力―自然の贈り物)
第3部 地域生活文化の創造(地域を紡ぐおばさん;中学生・高校生の居場所―船橋児童館;生活文化をつくる)