内容説明
教材発掘から授業開発まで―「よりVUCAな時代」に接近し「答えのない問い」に挑む学びのつくり方を徹底的に解説!
目次
第1章 近未来社会が求める「探究の学び」
第2章 探究を強化するクリティカル・シンキング
第3章 哲学対話を生かした「話合い」探究活動
第4章 「読むこと」から始まる探究―説明的文章
第5章 「読むこと」から始まる探究―文学的文章
第6章 イメージやアイデアを創造する
著者等紹介
酒井雅子[サカイマサコ]
福島県生まれ。東北大学教育学部教育心理学科卒業。東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程短期特別コース修了。早稲田大学大学院教育学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(教育学)。公立中学校教員、東京成徳大学特任教授を経て、玉川大学文学部国語教育学科准教授、早稲田大学教育学部非常勤講師。専門は、クリティカル・シンキング教育、国語科単元学習(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しんえい
5
マジで「探究」をさせたくない。理論について学べば学ぶほどそう思うようになっていく。選択必修にしてほしい。10代の生徒全員に「なにか興味を持ちなさい」「興味を持ったことから問いを立てなさい」って指導するのは無理が過ぎる。それ本当にVUCAの時代(この言い回しもクリシェすぎて嫌になっている)に必要なことか?クリティカルに考える前にロジカルに考えることが必要では? この本については、様々な授業実践が書かれていたので、勉強にはなった。「灰色(グレイ)を探る問」は普段の発問作りにも無意識のうちに反映させていた。2025/01/02
虎哲
4
2024年1月の必読文献にして初読了。私自身も学部3年から国語科と探究との関連について探究しており、現在は実践者として表題にある「国語科授業で実現する探究」を探究しているが、この本はこの道を歩む者たちの「巨人の肩」になり得る。「読者が,典型的な授業分析の説明から探究法と教材の特徴を帰納的に割り出し,そこから今度は演繹して探究法に適した教材を発掘できるよう心がけ」たとあとがきで酒井先生は書いているが、この目標を十分に果たしうる内容である。4月からIB言語と文学を担当するため、この本とともに探究していきたい。2024/01/04
たかきち
1
「探求」について学ぼうと思い読了。具体的な実践がたくさん載っているのは助かるなと思う。理論と理念の部分はまた読み直そう。2024/03/29
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