出版社内容情報
21世紀を迎えたが、疲弊しきった新刊業界に出口は見つかっていない。新刊業界と同時に立ち上がってきた古本業界も同様に売り上げの大幅な下落を食い止められないでいる。おまけに、新古本屋という強力なライバルが現れた。この先の古本業界の行方はどうなるのか? 現役の古書店経営者二人と、出版業界異色の論客、小田光雄が古本業界の台所事情から未来展望までを語り尽くした、濃密にして爽やかな鼎談。
第1章. 古本屋の現在
第2章. なぜ古本屋になったのか
第3章. 古本屋の七十年代から九十年代
第4章. 古本屋と新古本産業
第5章. 古本屋の行方
出版社経営者と古書店経営者が四つに組み、徹底的に話しあった古本と新刊本の世界。古本屋の喜びと悲しみが強烈ににじみ出た、貴重な本です。