内容説明
1887年5月、この世に生を受け、16歳にしてカプチン会に入った、もの静かな男。23歳から31歳にかけ、彼の身体に一時的聖痕が現われ、1918年9月、それは誰の目にも明らかな可視的聖痕となった。68年9月23日、彼は静かに生涯を閉じ、教皇庁は列福調査を開始。本書は、寡黙な司祭と天使たちとの、美しい交流の記録である。
目次
「私の幼少時の同伴者」
「天使が笑う!」
多国語を話す天使
悪魔の妨害
良き叱責
時間厳守の天使
しつこい天使
何でも屋の天使
地球を踏破する天使
収容所の中で〔ほか〕