内容説明
「最悪の場合…あと一年です」。脳腫瘍を宣告された音楽教師(中学)が、現代医学で可能な限りの治療を施しながら、噛みしめるように自分のいのちと真向かう日々。―回復を、教職復帰を願う家族や友人、生徒や同僚たちに励まされ支えられて、持ち前の明るさで病と共に生きる“浅井ちゃん”の、あくまでも前向きな熱きフットワーク。
目次
最悪の場合、あと一年です
ユングフラウが、すぐそこに
必殺仕置人
ごめんね、イライラさせて
丈子はちっとも来ない
これが臨終なんだ
形だけの担任になってしまうのでは…
ローマの大晦日
自宅療養やむなしかも
最後の授業〔ほか〕
著者等紹介
浅井丈子[アサイタケコ]
1949年、千葉県袖ヶ浦市に生まれる。1972年、東京音楽大学卒業。1973年、千葉県公立学校教員となる。習志野市立中学校3校で計14年勤務。その後、夫の影響を受け5年間を県立市川養護学校で障害児教育に携わる。1992年、船橋市立小室中学校に着任、現在に至る
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。