内容説明
差別や戦争…教育や福祉等々、世界のあらゆる現実は、自分の日々の生きざまがつくり出し、自分はその世界の現実とつながって存在する。このような自分と自分の生きる世界の真実を徹底的に問うて、相互共存するいのちにめざめ、われも人も共に生きることのできる世界に生まれ出る―「親鸞を生きる」ということを自らに問いつづけてきた著者の渾身の講話集。
目次
1章 すべての人の心に花を(「花」との出会い;普遍的な世界 ほか)
2章 真宗と現代―輝けいのち(輝けない現実;瞑想仏教 ほか)
3章 アジアの中の親鸞(“闇の土蜘蛛”事件;“闇の土蜘蛛”の問い ほか)
4章 真宗とボランティア(ボランティア活動と同朋大学;阪神・淡路大震災 ほか)