内容説明
ほんとうの幸せな人生の歩みとは!キリスト教の伝道に燃える若きクリスチャンが、疎開してお念仏一筋に生きる舅姑と共に暮らすうちに、そのあたたかさ、安らかさに触れ、又、おばあちゃん(姑)の“ひとりごと”によって、ほんとうの幸せな人生の歩み方を教えられる!!―おばあちゃんを通して親鸞聖人にめぐり遇った著者の信心の歩みを語り明かす。
目次
1章 信心への歩み―キリスト教から浄土真宗へ(第二の誕生日をめぐまれて;クリスチャンとして夫の故郷へ ほか)
2章 如来さまへおまかせ―おばあちゃんのひとりごと(ご開山聖人ご出世の御恩;ただただご本願を聞き開きさえすれば ほか)
3章 ガンとの闘い―み仏さまにいだかれて(ガンの手術;ガンの舅と姑の会話 ほか)
4章 若き心への呼びかけ―真実の光をともにいただこう!!(お詫びとねがい;朝の目覚め ほか)
5章 偲ぶ草―お念仏申す日暮らしこそ(平和へのおもい;“たまゆらの時の尊さ”偲びまつる ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カツドン支持者
1
国会議員河村健夫氏のお母上である河村とし子氏のご著書。とし子さんが真宗門徒となったきっかけであるお姑さんとの関係が素晴らしい。都会育ちのとし子さんは当初田舎を馬鹿にし、我儘し放題。そんな嫁を決して怒ったりせず、温かく迎え入れるお姑さん。お姑さんは文盲で無学だったが毎日念仏を欠かさず、草取りの際には雑草に向かって「すまんのう、人間の都合で命を奪ってすまんのう」と詫びるような人。他への敬意を常に忘れないその姿勢は正に妙好人。親鸞聖人の教えが生活の中に息づいているのだ。「ただお念仏だけです。有り難い事です。」2018/06/22
里季
1
夫が亡くなった後に読んだ一連の本の一冊。私は、キリスト教(プロテスタント)系の幼稚園に行き、その後、当然のように教会学校に6年間通ったので、最初にキリスト教的世界観が刷り込まれてしまっていた。従って、夫が亡くなり、家の真宗本願寺派で次々と葬儀、法要を行っても、私自身の悲しみや苦しみは癒されることがなかった。本書は、クリスチャンだった著者が、真宗へと心のよりどころを移していき、ついには、み仏との暮らしに安らぎを得るというもので、思わず手に取ったものである。
ひらぱー
1
素晴らしい! なんで宗教者がこういう本を書けないかね。目から鱗でした。2009/06/19
-
- 和書
- 不倫