内容説明
日本人は今、飽食と偏食の中で、心身ともに退化し始めている。その一つの縮図が、日本有数の長寿村「棡原」の急速な短命化である。本書は、十数年にわたっての綿密かつ総合的な現地調査の結果、ついに「短命化」の原因を明らかにし、これからの日本人の食生活の指針を見出した画期的な記録であり、現代への貴重な警告の書である。
目次
１章 「長寿村」崩壊の原因を探る―棡原６０年間の食生活と死因の変化をめぐって
２章 身土不二の食生活を見直す―棡原の慣行食に学ぶ健康長寿の要因
３章 世界に誇るべき伝統的日本食―日本と世界の長寿村・短命村の食生活
４章 健康長寿のメカニズム―食物繊維と腸内細菌をめぐって
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hiroyuki Nakajima
2
これは日本のマクガバン報告書と言っても過言では無い本です １つの集落が芋、穀物を主体としたシンプルな食生活で健康長寿を実現していた事実は学ぶべ事が多いです2016/04/06
tomoaoso
0
読んでよかった。 体調を崩して色んな健康本を読みました。 先住民食や糖質関係の本では動物性食品を取りましょうと言いマクロビ関係の本では動物性食品を控えましょうと言う。 どちらも実行しましたが一長一短の結果になりました。 結局、自分の体に不足している物を多くとって足りている物は少なくとる。 身土不二、一物全体食で腹八分目が一番いいと思いました。2019/10/16
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