これが沖縄の生きる道

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  • サイズ B6判/ページ数 333p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750514154
  • NDC分類 302.199
  • Cコード C0030

出版社内容情報

日米同盟や外交問題、中央と地方の問題が凝縮されている沖縄。その沖縄から「民主主義」の条件をラディカルに問い直し、自立へのアクションプログラムを提示する。2014年11月16日辺野古移設を争点に沖縄県知事選挙が実施。

内容説明

社会の空洞化が押し進み、“恨み”と“不安”のマッチポンプにより民主主義が空転し続ける本土。沖縄は本土がたどった悪しき道を追いかけるのか?それともあり得べき共同体自治へと歩み出すのか?フラットな「本土並み化」の追求でも、構造的差別の固定化でもない、“希望”にみちた島づくりのための鮮烈な提言の書。

目次

第1章 沖縄の両義性―「明るい沖縄」と「暗い沖縄」(「明るい沖縄」と「暗い沖縄」;故郷喪失者の愛憎 ほか)
第2章 多様なる「われわれ」に向けて―運動論の再構築(「われわれ」による動員;「友/敵」概念とアイデンティティ・ポリティクス ほか)
第3章 これが沖縄の生きる道―“恨みベース”から“希望ベース”の未来構想へ(沖縄の若者の政治意識;複雑な知恵をどう伝承するか ほか)
第4章 国境に生きる人々の知恵―沖縄戦の悲劇を繰り返すな(基地返還アクションプログラムと国際都市形成構想を再考する;熟議民主主義とファシリテーター ほか)

著者等紹介

仲村清司[ナカムラキヨシ]
1958年、大阪市生まれのウチナーンチュ二世。作家。沖縄大学客員教授。96年、那覇市に移住

宮台真司[ミヤダイシンジ]
1959年、宮城県生まれ。社会学者。映画批評家。首都大学東京教授。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了(社会学博士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Y2K☮

33
宮台氏は阿部和重っぽい。柔軟な思想、映画批評、サブカル、アングラ、郷土性など。狡猾な国を相手に100か0かの交渉は分が悪い。極端で感情的な敵味方論より双方に利のある落とし所を探る現実的な融和論。基地撤廃の第一歩は具体的な跡地の利用策。ショッピングモールもいいけどより沖縄色を打ち出し、内地ではなく現地の企業にお金を落とせる何か。沖縄の頭越しにされる基地交渉にノー。京都に倣った迎賓館設立はいい発想。沖縄の歴史の深みは京都に劣らない。中国と日本の間を取り持ち、寧ろ交渉のキーを握る位の自治性が沖縄にあってもいい。2015/06/09

壱萬参仟縁

23
対談本。脚注豊富。宮台先生は、沖縄社会には依存体質を支える要因がある。敢えてする自律的依存⇒忘却の末の他律的依存への頽落への無頓着とされる(21頁)。仲村先生は、沖縄は流入人口が少ないという(55頁)。斎場御嶽(せーふぁうたき)は南城市にある沖縄最高の聖地。聞得大君が管理。2000年首里城跡と共に世界文化遺産に指定(73頁脚注)。自分とは異なる意見を持つ人や立場の異なる人々を包摂するのが市民運動の原則(116頁)。為政者はこれを恐れるようだが。私は多読の中で最初から異論を排除しない流儀を学んだ。 2014/11/21

18
2014年刊。両名が危惧する「友/敵図式」はさらに進行しているように思える(ただコロナで一旦休戦?)。さらにインターネットにより国際関係は「自国政府と自国民、相手国政府と相手国民の四者間のパワーゲーム」になっているという。納得。仲村さんの沖縄観はバックボーンもあいまってなかなか興味深く肯けることも多かった。別の著書も読んでみよう。2021/10/20

0kaeri

18
タイトルに惹かれまして。これから沖縄の向かうべき場所とは?沖縄から本土に出てきた若者の言葉には衝撃。仲村清司さんは家族と沖縄との強い繋がりについて語っていたけれど、一言で良し悪しが言える訳じゃないんだな。新聞やテレビで知った知識と結ぶところがあって読んで良かった。2015/03/05

ふぇるけん

16
本書は沖縄の人たちにとってはかなりシビアな論調になっている。基地返還後のグランドデザインがない、ゼロか100かの交渉では前進しない、沖縄内でも本当と八重山の間では差別構造があり、それが本土→沖縄→八重山と連鎖反応になっていること、などなど。そして読み進めるうちに、これがそのまま日本全体の縮図であることに気付く。沖縄は悲惨な戦争体験を強いられた上に、米軍基地を押し付けられて虐げられている、というだけでの沖縄観に少し違う視点が加わった。2015/10/01

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