内容説明
「リビングポーチ」といってもあまり聞き覚えがないだろう。19世紀から20世紀初頭にかけ、アメリカにおける郊外住宅の主要なテキストとされたパターンブックにも明確な定義は見当たらないが、あえていえば屋外のリビングルームと位置付けられよう。この、家の内外を媒介するリビングポーチが、生活と一体化し、広大なアメリカの自然環境と対峙しつつ、住宅の形態におよぼしてきた系譜を詳細に紹介する。
目次
序 主題と方法
1 郊外住宅の誕生とリビングポーチ
2 郊外住宅地の形成(初期郊外住宅地のタイプ;通勤型郊外住宅地のタイプ)
3 郊外住宅の形



