内容説明
佐山聡、1957年生まれ。リングネーム、スーパータイガー。新日本プロレス時代、タイガーマスクとしてプロレス界に一大旋風を巻きおこし、NWA、WWFの両選手権者(J・ヘビー級)であった彼が、なぜスーパースターの座を捨てて、シューティングという新しい格闘技への道を選んだのか。いったい、シューティングとは何か、プロレスとどうちがうのか…。本書はそうしたさまざまなナゾや疑問への彼自身による返答である。
目次
1985.6.29―私は佐山聡を“視た”〈1〉(山本隆)
1985.7.19(ブロディやハンセンは、シューティングがまったくできないという事実を、キミは知っているか?;シューティングに“格”は存在しないということを、キミは本当に理解しているか? ほか)
1985.8.1(なぜキック、なぜサブミッションか。キミは理解しているか?;ライオンの仔は本能的に、まずディフェンスを固める。キミはそれを聞いたことがあるか? ほか)
私は佐山聡を“視た”〈2〉(山本隆)
シューティング公式ルール
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kera1019
11
子供の頃、夢中で応援したタイガーマスクが、その中身である佐山聡にとって「生き恥」だったという本人の言葉を読むと少しならずもショック… それでも本当に誰よりも強くなりたいとプロレスの門をたたいた心は飛んだり跳ねたりとショー•ビジネスとしてお客にどう見せるかという部分を強く否するのはよくわかります。なにより自分のプライドの為、マスクを脱いシューティングの道を選んだ佐山聡がカッコいい。2014/12/01
月光密造者
3
初代タイガーマスク、佐山聡がシュートを始める時に書いた作品。この時代に読むと、改めてよく分かることが多い。本棚に眠っている人は是非再読を。2010/06/03
fap
2
佐山聡がここまで語った。 その意味をキミは本当に理解しているか? 1985年にこれを出版していたことに驚く。 筆者が求めるものは、プロレスのリングの上にはなかったのであろう。 プロレスとは何か、逆説的にわかるかもしれない本。 2022/03/07
sayzk
2
ミスター高橋を読んだ後では暴露度の面では歯がゆく感じますが発刊時期を思えばかなりタブーに触れている。全体としては佐山のシュート設立の趣旨についてが主体。各章の見出しに添えられている名言は佐山がチョイスしたのかな。2011/08/31
SU
1
懐かしくて読んでみた。2012/11/10