内容説明
高価な骨董品でもなく目新しいグッズでもない。ガラスの正油瓶やノリタケのカップ、竹のボタンや革のトランク、扇風機、電話機、柱時計、招き猫から下駄箱まで、心にかかる「もの」たちを集めていたら人間の手触りを忘れ切れない人たち現代の若者たちの暮らしまで見えてきた。仕入れから納品まで、女性ひとりの体験を克明に語りつつ平易で優しい品々と人びとの姿を描き出す。
目次
ガラスの正油瓶
あめや瓶
ノリタケのカップ
大皿
切子のガラス
甦ったペンギン
たばこ屋のケース〔ほか〕
感想・レビュー
-
- 和書
- 須磨弥吉郎外交秘録