目次
第1章 ユークリッド空間
第2章 位相の導入
第3章 射影定理とその応用
第4章 凸集合とその性質
第5章 超平面とその応用
第6章 上半および下半連続関数とその応用
第7章 不動点定理とその周辺
第8章 凸関数と方向微分
第9章 微分可能な凸関数
第10章 最適化問題
付録(集合;上極限および下極限;微分とテイラー展開;偏微分および全微分;積分;行列および行列式)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よーじ
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大学の授業で扱う凸解析の勉強のために購入していたが、放置していたので半年ほど経過してから復習のために少々読んだ。 凸解析に関する本は少ないため、標準がどこにあるかも曖昧であるが、それでも特殊な定理を多く扱っているように感じた。定義が普通と異なるものもあり、そこは一貫していれば問題ないとは思ったが、問題となったのが証明の論理がところどころ間違っている(例えば対偶を示していたはずが矛盾を見つけようとしている、など)ことであり、論理展開を追うのが不安に感じられた。以上の点から初学者にはあまり薦められない。2015/02/24
みねゆき
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凸解析という数学の知識と、最適化という現実問題がうまく結びつけられていてよかった。