出版社内容情報
愛し愛されながらも寄る辺ない
そんな彼女が紡ぐいとしい言葉たち
──帯文・山田詠美
日本人で文学好きのママと、セネガル人のキレやすいパパの間に生まれた亜和と弟。おだやかな祖父と口うるさい祖母、そして海の向こうにいるまだ見ぬ姉など、いずれも個性的な家族たちが織りなす、愛と旅立ちの物語。ジェーン・スー、糸井重里など多くの文化人がその才能を認める文筆家の第二作は、晶文社スクラップブックで大評判だった連載に、noteのエッセイ、書き下ろしを加えた、せつなくも愛おしいエッセイ集。
「まだなんの荷造りもできていないこの部屋から、私はきっと少しずつ荷物を運び出し、さりげなくいなくなっていくのだろう。それは他でもなく、私にまだ「さようなら」と言う勇気がないからだ。誰のためでもなく、私は家族と離れることが寂しいのだ。それでも私はこの家から出ていく。誰のためでもなく、私自身のため、いつか新しい家族を作るために、ひとりで生きてみたいのだ」(本文より)
内容説明
日本人で文学好きのママと、セネガル人のキレやすいパパの間に生まれた亜和と弟。おだやかな祖父と口うるさい祖母、そして海の向こうにいるまだ見ぬ姉など、いずれも個性的な家族たちが織りなす愛と旅立ちの物語。ジェーン・スー、糸井重里など多くの文化人がその才能を認める文筆家の第二作は、晶文社スクラップブックで大評判だった連載に書き下ろしを加えた、せつなくも愛おしいエッセイ集。
目次
1(天才って;オール・アイズ・オン・ミー;私を怒鳴るパパの目は黄色だった ほか)
2(アヒルの子;Nogi;竹下通りの女王 ほか)
3(人のパラソルを笑うな;死んでいく;MUMMY&AMY SAYS ほか)
著者等紹介
伊藤亜和[イトウアワ]
1996年横浜市生まれ。文筆家。学習院大学文学部フランス語圏文化学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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