メトロポリタン美術館と警備員の私―世界中の“美”が集まるこの場所で

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メトロポリタン美術館と警備員の私―世界中の“美”が集まるこの場所で

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  • サイズ B6判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794974372
  • NDC分類 706.9
  • Cコード C0095

出版社内容情報

全米+韓国で24万部突破!
知られざるメトロポリタン美術館の深奥に眠る秘密とは。ある男と美術館を巡る、静謐で感動的な物語。
ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、ガーディアン、AP通信、激賞!
ニューヨーク公共図書館、ナショナル・パブリック・ラジオ、フィナンシャル・タイムズ紙、オーディブル、
サンデー・タイムズ紙(ロンドン)の年間最優秀書籍にセレクト!

秋田麻早子氏[『絵を見る技術』著者]、推薦!
「大好きな芸術作品と素直に向き合い、ただただ驚き、
惹きつけられることの喜びを思い出させてくれました。」

最愛の兄が26歳で亡くなったとき、彼が望んだのは「立ち去ること」だけだった。
彼はその通りに行動し、仕事を辞め、思いつく限りで最も美しい場所に避難する
ことにした。その場所は――ニューヨークのメトロポリタン美術館だった。

本書では著者が美術館の警備員として、同僚たちと共に最も偉大な美術作品たちを
静かに警備していたときのことを振り返り、知られざるメトロポリタン美術館の最
も深奥に眠る秘密について明らかにする。

はじめに

1:正面階段
2:窓
3:ピエタ
4:数百万年
5:異国の地
6:生身の人間
7:クロイスターズ美術館
8:番人
9:クーロス
10:ベテラン
11:未完
12:日々の仕事
13:持ち帰れるだけ

謝辞
参考文献
本文内に登場した芸術作品リスト

内容説明

最愛の兄が26歳で亡くなったとき、彼が望んだのは「立ち去ること」だけだった。彼はその通りに行動し、仕事を辞め、思いつく限りで最も美しい場所に避難することにした。その場所は―ニューヨークのメトロポリタン美術館だった。本書では著者が美術館の警備員として、同僚たちと共に最も偉大な美術作品たちを静かに警備していたときのことを振り返り、知られざるメトロポリタン美術館の深奥に眠る秘密について明らかにする。

目次

正面階段

ピエタ
数百万年
異国の地
生身の人間
クロイスターズ美術館
番人
クーロス
ベテラン
未完
日々の仕事
持ち帰れるだけ

著者等紹介

ブリングリー,パトリック[ブリングリー,パトリック] [Bringley,Patrick]
メトロポリタン美術館に警備員として10年間勤務していた。最初の著作である本書は、ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、ガーディアン、AP通信などの報道機関から賞賛され、ニューヨーク公共図書館、ナショナル・パブリック・ラジオ、フィナンシャル・タイムズ、オーディブル、サンデー・タイムズ(ロンドン)の年間最優秀書籍に選ばれている。現在は、メトロポリタン美術館のツアーの案内人を務めるほか、全国の美術館やその他の会場で講演を行っている

山田美明[ヤマダヨシアキ]
英語・フランス語翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

127
メトロポリタン美術館の警備員として働いた10年間が語られる。静かで純粋で透明な、独特の雰囲気を持つ作品だった。所蔵する芸術作品に向き合う著者の深く静かな思索が心に染みる。警備員の仕事が単調なのと同じように、この本も起伏に乏しい物語ではある。しかし、この静謐さこそが真の豊かさかもしれない。本書で取り上げられた収蔵品はメトのHPから容易に画像検索できるように工夫されている。本とパソコンを交互に往来しながら読み進める時間が、何て幸せだったことか。著者の教養と人間性、そして、芸術の崇高さに満たされる素敵な一冊。2024/11/28

アキ

98
原題は"ALL THE BEAUTY IN THE WORLD" 著者は兄の死に遭い、ニューヨーカーの仕事を辞めて、メトロポリタン美術館で働き始めた。そこで働いた10年間、子供が生まれ、人生と共にメトロポリタン美術館の美術品があった。毎年700万人の来館者のうち半数は海外から、残り半数の米国人の半数はニューヨーク以外からの来訪者である。「何もすることがない仕事なのに一日中その仕事をしている」仕事。そして人生においてかけがえのない作品たちとの絆が生まれる年月を振り返る。そこには喪失から復興に至る過程がある。2024/12/07

たま

71
『ニューヨーカー』の編集部と言う傍目にオシャレな職場にいた著者が、兄の死を機に仕事をやめメトロポリタン美術館の警備員となる-「誰も傷つけない仕事」。著者と共にメトロポリタン美術館の各部門を覗き、警備員(多国籍で興味深い)仲間と知り合い、絵について(ナイーヴと言えばナイーヴだが)率直な印象を語り合い、良い読書時間だった。キリストの誕生と死(十字架)やブリューゲルの農民の絵にを自らの家族を思う、こんな見方をしたことがないので新鮮だった。著者は意味のあるものに惹かれていて、印象派や東洋美術への言及はない。2025/03/27

キムチ

69
兄トムが亡くなり、立ち去るべく選んだ先は最も美しい場所 メトロポリタン美術館、警備員。人生が偉大な絵画に従っているか 偉大な絵画が人生に従っているか まるで禅問答?と思ったり。ホワイトカラーの大半同僚の均質的教養と知識から見た警備員の驚くべき多彩な職歴と気質、制服の内側に潜む秘密など、ちょいと面白い。芸術と積極的に格闘し自身の様々な側面を 芸術の投げかける疑問にぶつけていく。芸術から学ぶのでなく 芸術について学ぶのが目的だと。人生の当初で空いた穴を埋めるべくstart だが人生はその後も続く 世界は→2025/02/15

pohcho

57
著者の実体験に基づく小説。「私は特に、キツネにつままれたような人に尋ねられるのが好きだ。私に言わせれば、展示品に圧倒されて美術館をふらふら歩いている彼らのほうが正しく、展示品に冷静に対処している教養人たちのほうが間違っている。」自分も美術館に行くのが好きなので、とても愉しく読んだ。米国なので、いろんな国のいろんな背景を持った人達が警備員として働いているのも興味深い。後半の二つの展覧会(ミケランジェロとキルト)の話もよかった。美術館の警備員、ちょっとやってみたいかも。2024/11/12

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