出版社内容情報
◎1999年に韓国・仁川(インチョン)で実際に起きた火災事件を題材にした著者初の長編小説、待望の邦訳刊行
ミシン会社で働くサンスと敬愛(キョンエ)。お荷物社員の二人がチームを組むことになった。すれ違い、空回りしながら距離を探り合う日々。やがて互いの過去が少しずつ関係を変えていく。そんな中、チームはベトナムへの派遣が決まり、それぞれの思いを胸に新しい地を訪れるが――。理不尽な火災事件で親しい人を失い、亡霊のように生きていた男女の転機と再生を描く。
[目次]
空白はやっかいだ
E
あなたと私のお別れ
空っぽの心
殺人は恋愛のように、恋愛は殺人のように
冷えきった夏
あなたには妹がいますか?
痛みにも気づかずに笑っていた
雨粒が頭上に降り注いでくる
オンニには罪がない
内容説明
ミシン会社で働くサンスと敬愛。お荷物社員の二人がチームを組むことになった。すれ違い、空回りしながら距離を探り合う日々。やがて互いの過去が少しずつ関係を変えていく。そんな中、チームはベトナムへの派遣が決まり、それぞれの思いを胸に新しい地を訪れるが―。理不尽な火災事件で親しい人を失い、亡霊のように生きていた男女の転機と再生を描く。
著者等紹介
キムグミ[キムグミ]
金錦姫。1979年、韓国・釜山生まれ。出版社勤務を経て、2009年に短編「きみのドキュメント」でデビュー。14年に発表した最初の短編集『センチメンタルも毎日だと』で申東曄文学賞を受賞。15年に「趙衆均氏の世界」、16年に「あまりにも真昼の恋愛」(ともに『あまりにも真昼の恋愛』(晶文社、すんみ訳)所収)、17年に「弔問」で若い作家賞に三年連続で選ばれ、同じく17年に「チェスのすべて」で現代文学賞、19年に『敬愛の心』で又玄芸術賞、20年に「わたしたちはペパロロニからやってきた」で金承〓文学賞を受賞
すんみ[スンミ]
翻訳家。成蹊大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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