出版社内容情報
「病院に行ってもなかなか治らない」「いろいろ試したけど良くならない」「ずっと不調が続いている」
――「それ」は老化ではない。
「自発的に意識して筋肉を収縮させてから、ゆっくりとゆるめる」だけのシンプルな
エクササイズが失われた動きを取り戻す。
ボディワーク・メソッドにおける歴史的名著、待望の邦訳!
「長年にわたる痛み、不調、原因不明の不具合」の根源には、
「筋肉の忘却」(感覚運動健忘:センサリーモーターアムネジア)が潜んでいる。
「衝撃」「ストレス」「トラウマ」などの影響により、
筋肉が忘れてしまっている「感覚」と「運動」を取り戻す
エクササイズについて、豊富な臨床エピソードと
具体的なワークを通して詳しく紹介する。
【目次】
序章:老化という神話
パート1――センサリーモーターアムネジア
第1章:ピサの斜塔――バーニー(42歳)のケース
第2章:悪夢の背中――ジェームズ(32歳)のケース
第3章:凍りついた肩――ルイーズ(56歳)のケース
第4章:縮んだ脚――ハーレ―(60歳)のケース
第5章:老人の踊り――アレキサンダー(81歳)のケース
パート2――感覚運動健忘はどのように起こるのか
第6章:退化――徐々に諦めていくこと
第7章:ストレスの筋反射
第8章:赤信号反射
第9章:青信号反射
第10章 神経筋が受ける二重のストレス
――老人姿勢と「ダークバイス(無意識の万力)」
第11章:外傷――怪我の役割
第12章:期待――心の姿勢が持つ役割とは
パート3――ソマティック・エクササイズ プログラム
第13章:ソマティック・エクササイズを最大限に生かす方法
第14章:ソマティック・エクササイズ
レッスン1:背中の伸筋を制御する
レッスン2:お腹の屈筋を制御する
レッスン3:ウエストの筋肉を制御する
レッスン4:体幹の回旋に関わる筋肉を制御する
レッスン5:股関節と足の筋肉を制御する
レッスン6:首と肩の筋肉を制御する
レッスン7:呼吸を改善する
レッスン8:歩行を改善する
註一覧
内容説明
「長年にわたる痛み、不調、原因不明の不具合」の根源には、「筋肉の忘却」(感覚運動健忘)が潜んでいる。「衝撃」「ストレス」「トラウマ」などの影響により、筋肉が忘れてしまっている「感覚」と「運動」を取り戻すエクササイズについて、豊富な臨床エピソードと具体的なワークを通して詳しく紹介する。
目次
序章 老化という神話
1 センサリーモーターアムネジア(ピサの斜塔―バーニー(42歳)のケース
悪夢の背中―ジェームズ(32歳)のケース
凍りついた肩―ルイーズ(56歳)のケース
縮んだ脚―ハーレ―(60歳)のケース ほか)
2 感覚運動健忘はどのように起こるのか(退化―徐々に諦めていくこと;ストレスの筋反射;赤信号反射;青信号反射 ほか)
3 ソマティック・エクササイズプログラム(ソマティック・エクササイズを最大限に生かす方法;ソマティック・エクササイズ)
著者等紹介
ハンナ,トーマス[ハンナ,トーマス] [Hanna,Thomas]
1928年テキサス生まれ。アメリカの哲学者、身体学者。1970年代フロリダ大学哲学部の学部だった時にモーシェ・フェルデンクライスと出会い、米国でフェルデンクライスメソッドのトレーニングを開催し、全米にそのメソッドを広めた。心身統合を目的とするボディワークの総称として、「ソマティクス」という用語を発案し、自身が刊行した雑誌“ソマティクス”で、さまざまなメソッドを紹介した。1975年、当時の妻エレノア・クリスウェル・ハンナ氏と共にカリフォルニア州ノヴァトに研究所を設立し、そこで何千人もクライアントとワークし、後にハンナ・ソマティクスと呼ばれる独自の手法を開発した。1990年死去
平澤昌子[ヒラサワマサコ]
公認ハンナ・ソマティック・エデュケーター、臨床心理士、公認心理師、心理学博士。2000年、31歳でアメリカに留学。ソマティクスと出会う。2004年、カリフォルニア州立大学ソノマ校心理学修士課程を修了後帰国。心理士として病院や学校で勤務しながら、2008年に3年間の公式ハンナ・ソマティクス・トレーニングを修了。2013~2017年までの5年間、アシスタント訓練生として公式トレーニングに参加。現在、ハンナ・ソマティクスの個人セッション、ワークショップ、トレーニングを開催する他、札幌の薬物依存症回復施設と、刑務所でソマティクスを教える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。