出版社内容情報
驚異の経済成長は、北京五輪が開かれる2008年がピーク。その後は成熟の間もなく、急速に老いていく?! 大きな転換点を迎える中国の経済、社会を読み解き、「老い」がもたらすあらゆるチャイナリスクを大胆予測。5~10年後の中国の姿がわかる。
【著者紹介】
一九四四年生まれ。日本経済新聞社・北京特派員を経て八七年に北京支局長。九三年に論説委員。現在、拓殖大学国際学部教授。改革開放政策の進展と課題を一貫して追求してきた。中国経済学会理事、日中関係学会理事。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kunihiko@240mercer
1
日経新聞北京特派員、支局長経験の著者。2008年の著。民進党の伸長、台湾化の中で台湾で中正紀念堂が台湾民主記念堂になった、政党の旗は民進党が緑、国民党が青など知らなかったこともいくつかあった。北京新光三越進出に当たってのトラブルの記述、インドとの比較(中国は2次産業の成長寄与度が80%、インドはソフトウェアのそれが75%、インフラ整備の差、若年労働力の多寡)、「激流中国」「岩松看日本」など番組についての記述も。2013/03/17
壱萬参仟縁
1
6億人の超高齢化時代がやってくる(016ページ~)との指摘は驚異的。日本の規模の比ではない。介護する人は? 病院の数や医者は? などということと、年金制度や医療保険は? と、日本の高齢社会への対応策が彼らに教訓となることは想定される。日本と似ているのは、若い女性が子供を産みたがらないこと(025ページ~)と、一人っ子の小皇帝と称されるわがままな子か。中国は新幹線脱線事故で証拠隠滅を図り、国際的な信用も失うことになると、将来が危ぶまれる。メラミンの毒ギョーザ事件もあったので、制度披露CSRも問われよう。2012/07/29
HANA
1
タイトルから中国と少子高齢化問題を書いた本かと思いきや、ここでの老いとは概念であった。中国における様々な問題を取り扱った一冊だった。幅広く取り扱っているがその分一つ一つに割ける頁数が少なく、内容が薄いように感じられる。中国と少子高齢化、または小皇帝の問題だけで十分一冊は書けるテーマだと思うので、タイトル通りそれに集中して欲しかった。2010/12/02
coolmonster
1
このタイプの本は賞味期間が短い。2009/06/18
おっとちゃん
0
だめ2009/05/27
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- REV SPEED 2017年3月号