出版社内容情報
東京の国立(くにたち)で、どの料理にも似ていない楽しいごはんを出すお店「台形」。
いつの間にか一緒に住み始めた山羊「オク」、懐かしくも異国の風が吹く料理たち、溺愛してカニにシャインマスカットを与える……。
辺境の飲食店「台形」の、暮らしの星々をつづった奇想で極上な初エッセイ&レシピ集。
内容説明
いつの間にか一緒に住み始めた山羊「オク」、懐かしくも異国の風が吹く料理たち、溺愛してカニにシャインマスカットを与える…。辺境の飲食店「台形」の、暮らしの星々をつづった奇想で極上な初エッセイ&レシピ集。
目次
オク
アウトサイダー
完璧な一日の始まり
ぬ
朝プリン
デイドリーム
土の色
黒い鍋
フライ
石のサウダーデ
美食クラブ
サード・インパクト
西へ
家旅館
日陽はしづかに発酵し
食日誌
著者等紹介
伏木庸平[フセギヨウヘイ]
1985年、東京都出身。2016年に東京・国立市で『台形』を開業。妻・大木〓子とともに創作料理をコース仕立てで提供するほか、縄文土器や民間信仰品などの古物も販売している。美術家としても活動し、セゾン現代美術館(2022年『地つづきの輪郭』)、十和田市現代美術館(2014~5年『繋ぐ術 田中忠三郎が伝える精神』)をはじめ、国内外の展覧会に参加。生活と店と制作とが地続きな日々を送っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まめ
11
偶然入った本屋さんでなんとなく棚を見ていたら背表紙が目に入って、完全に直感で購入したらすごく好みの本だった。台形という名前の一風変わったコース料理を提供するレストランを経営する著者によるエッセイ。ふわふわしてるのに急に核心をついてきたり、優しそうと思いきやきちんと線引きしている部分があったり、不思議な読み心地で面白かった。レシピが付いていたのも嬉しい。いつか行ってみたいな。2023/07/16
あお
2
不思議な世界観でほどよくリラだからして楽しめる内容でした。おやすみ前の読書に最適です。独特のユーモアのセンス、視点、型にはまらないあえての素人つぽさのある文章も好感を持てました。美味しそうな食べ物が著者の言動や背景によりさらに美味しそうに感じらお腹が空いてしまいます。食いしん坊にはたまらないお話です。2024/03/12
たく
1
何とも言えない日記 こういうのだいすき2023/11/23
tomatona
1
何だかなかなか素敵だったぞ!「俺たち素敵だろ~!素敵だろ~」って、押しつけがましくなく、ステキな生活と、なかなか硬派な文章を楽しんだ。2023/10/05