出版社内容情報
「人新世」の正体を、あなたはまだ何も知らない――。
人文学界で最も名誉ある「タナー講義」を、読みやすい日本語へ完訳。
地質学から歴史学まで、あらゆる学問の専門家の知見を総動員し、多くの分断を乗り越えて環境危機をファクトフルに考えるための一冊。かりそめの答えに満足できない現実派の読者におくる。
◆そもそも地質年代は誰がどう決める?
◆「大加速グラフ」が示す未来とは?
◆途上国と先進国の分断は乗り越えられる?
◆立場を超えてもつべき新たな「時代意識」とは?
◆人間は技術圏(テクノスフィア)の部品にすぎない?
◆地球の半分からヒトを撤退させるべき?
◆大きな歴史(ビッグ・ヒストリー)は人類を結束させる?
内容説明
「人新世」の正体を、あなたはまだ何も知らない―。人文学界で最も名誉ある「タナー講義」を、読みやすい日本語へ完訳。地質学から歴史学まで、あらゆる学問の専門家の知見を総動員し、多くの分断を乗り越えて環境危機をファクトフルに考えるための一冊。かりそめの答えに満足できない現実派の読者におくる。
目次
講義1 時代意識としての気候変動
講義2 人間が中心ではなくなるとき、あるいはガイアの残り
『人新世の人間の条件』に寄せてディペシュ・チャクラバルティ(聞き手:早川健治)
著者等紹介
チャクラバルティ,ディペシュ[チャクラバルティ,ディペシュ] [Chakrabarty,Dipesh]
1948年インド生まれの歴史学者。シカゴ大学教授。専門は歴史学方法論、ポストコロニアル理論、サバルタン研究、南アジア史など。ベンガル地方の労働史の研究から出発し、1980年にはサバルタン研究の最重要組織であるSubaltern Studiesをラナジット・グハらと共同創設した。その後2000年には主著Provincializing Europeを発表。西洋を起源とする歴史学のカテゴリーを西洋以外の文脈へと開いていくための道を模索し、歴史学の方法論に大きな影響を与えた。2021年発表の最新作The Climate of History in a Planetary Ageでは、人文学者が人為的な地球環境改革とどう向き合っていくべきかという問題を丹念に探究した。トインビー賞、タゴール賞など受賞多数
早川健治[ハヤカワケンジ]
翻訳家。哲学修士。CplとGoogleで人材あっ旋担当者として働いた後、独立して現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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榊原 香織
mikio
市井吉平
Hiroki Nishizumi
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