人新世の人間の条件

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人新世の人間の条件

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  • サイズ 46判/ページ数 178p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794973337
  • NDC分類 519
  • Cコード C0010

出版社内容情報

「人新世」の正体を、あなたはまだ何も知らない――。

人文学界で最も名誉ある「タナー講義」を、読みやすい日本語へ完訳。
地質学から歴史学まで、あらゆる学問の専門家の知見を総動員し、多くの分断を乗り越えて環境危機をファクトフルに考えるための一冊。かりそめの答えに満足できない現実派の読者におくる。

◆そもそも地質年代は誰がどう決める?
◆「大加速グラフ」が示す未来とは?
◆途上国と先進国の分断は乗り越えられる?
◆立場を超えてもつべき新たな「時代意識」とは?
◆人間は技術圏(テクノスフィア)の部品にすぎない?
◆地球の半分からヒトを撤退させるべき?
◆大きな歴史(ビッグ・ヒストリー)は人類を結束させる?

内容説明

「人新世」の正体を、あなたはまだ何も知らない―。人文学界で最も名誉ある「タナー講義」を、読みやすい日本語へ完訳。地質学から歴史学まで、あらゆる学問の専門家の知見を総動員し、多くの分断を乗り越えて環境危機をファクトフルに考えるための一冊。かりそめの答えに満足できない現実派の読者におくる。

目次

講義1 時代意識としての気候変動
講義2 人間が中心ではなくなるとき、あるいはガイアの残り
『人新世の人間の条件』に寄せてディペシュ・チャクラバルティ(聞き手:早川健治)

著者等紹介

チャクラバルティ,ディペシュ[チャクラバルティ,ディペシュ] [Chakrabarty,Dipesh]
1948年インド生まれの歴史学者。シカゴ大学教授。専門は歴史学方法論、ポストコロニアル理論、サバルタン研究、南アジア史など。ベンガル地方の労働史の研究から出発し、1980年にはサバルタン研究の最重要組織であるSubaltern Studiesをラナジット・グハらと共同創設した。その後2000年には主著Provincializing Europeを発表。西洋を起源とする歴史学のカテゴリーを西洋以外の文脈へと開いていくための道を模索し、歴史学の方法論に大きな影響を与えた。2021年発表の最新作The Climate of History in a Planetary Ageでは、人文学者が人為的な地球環境改革とどう向き合っていくべきかという問題を丹念に探究した。トインビー賞、タゴール賞など受賞多数

早川健治[ハヤカワケンジ]
翻訳家。哲学修士。CplとGoogleで人材あっ旋担当者として働いた後、独立して現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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榊原 香織

53
現代の地層を未来に掘ると、放射能、Co2が異常に高くてブロイラーチキンの骨が大量に出てくるだろう、それを人新世と呼ぼう、といった話。 インドの歴史学者。第1章がやたら難しかったが、2章は割とわかりやすく、3章の対談はとても知的に興味深く面白かった。動物にも文化がある、みたいな話。2023/08/13

mikio

7
1997年の京都議定書における「共通だが差異ある責任」という表現から論考を進める。世界資本主義の不均等かつ不公正な歴史から政治性が際立つ「差異ある責任」に対し、「人間中心的」ではなく「生命中心的」という世界観から、分断された政治的主体の「ホモ」ではなく、惑星の生命の歴史の一部としての「アントロポス」として「共通」の考えのもと時代意識をもち気候変動に向き合うことを論ずる。「人間」「生物種としての人間」「人新世を形作る人間」という3つの異なる主体をもつ我々に、時代への向き合い方の筋道をあたえてくれる。2023/02/12

市井吉平

5
学生の頃は、レヴィストロースの訳本とかも分かったようなつもりで読んでいて、そのノリで読んでみたが、正直ほとんど理解はできなかった。たぶん大事なことを言っているのだろうが、前提となる知識もなく、慎重に読んでいく集中力も衰えているということか。だが、人間が気候変動等に影響を与えるくらいになっている今、先進国と非先進国、さらには人間と人間以外の生命・環境という枠組みを乗り越える倫理?のようなものは如何にして可能かということに関わる話をしているのだろうと思った。2023/03/29

Hiroki Nishizumi

4
うーん、自明の理を言っているようでもあるが、要はあまりよく分からなかった。2023/03/16

Hiroki Nishizumi

3
表題に人新世とついているが新しい価値観を提示するものではなく、これまでの価値観の上で議論がなされている。2023/05/31

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