私がつかんだコモンと民主主義―日本人女性移民、ヨーロッパのNGOで働く

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私がつかんだコモンと民主主義―日本人女性移民、ヨーロッパのNGOで働く

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  • サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794973191
  • NDC分類 309.1
  • Cコード C0036

出版社内容情報

新しい杉並区長の言葉から、「未来」や「希望」が聞こえてくる!
──中島京子
移民として、女性として、活動家としての困難や葛藤の実体験が生んだ、地べたの民主主義がここにある。
──斎藤幸平

ヨーロッパのNGOで働き、マイノリティとして疎外を感じつつも、新しい「下からの民主主義」を追求してきた著者による、体験的エッセイ。気候正義をはじめとするヨーロッパ政治運動の貴重な報告として、ロストジェネレーションのリアルな声を伝えるレポートとして、そしてフェミニズムを生きる告白として綴る、同時多発テロからコロナ危機まで世界激動の20年を生きた女性の記録。NOではなくYESで世界を変える! ヨーロッパと、そして世界とつながる「希望のポリティクス」の息吹がここにある。

「この本は、ロストジェネレーションに生まれた日本人女性である私が、日本人とオランダ人の国際結婚に葛藤しながら、ヨーロッパの移民として、学歴もお金もないところから働いて、子育てして、「自分のことは自分で決める」を貫いて生きてみた記録だ。いま、世界に同時多発的に起きている「下からの民主主義」を後押しするものになればと思う。」

【目次】
■I部 日本からの移民イン・ヨーロッパ

第1章──2003年 アムステルダム
日本人、ヨーロッパの政策NGOで働く

第2章──2001年 アムステルダム
外国人として、移民として、女性として生きる

第3章──1997年 東京
グローバルな対抗運動の芽生え

■II部 ロストジェネレーションの連帯

第4章──1998年 東京
ロスジェネ世代と呼ばれて

第5章─2018年 ブリュッセル
私の環境運動は気候変動から始まった

第6章──2007年 アムステルダム
水の正義とエネルギーの民主化

■III部 フェミニズムを生きる

第7章──1994年 東京
それは夫婦別姓から始まった

第8章──2019年 ブリュッセル
結婚と家族と言語の事情

第9章──2020年 ブリュッセル
作ること、食べること、生きること

第10章──2020年 東京
私たちはケアし、ケアされている

終章──2020年 ブリュッセル
同時多発的な市民運動の時代に

内容説明

ヨーロッパのNGOで働き、マイノリティとして疎外を感じつつも、新しい「下からの民主主義」を追求してきた著者による、体験的エッセイ。気候正義、多様性をはじめとするヨーロッパ政治運動の貴重な報告として、ロストジェネレーションのリアルな声を伝えるレポートとして、そしてフェミニズムを生きる告白として綴る、同時多発テロからコロナ危機まで世界激動の20年を生きた女性の記録。NOではなくYESで世界を変える!ヨーロッパと、そして世界とつながる「希望のポリティクス」の息吹がここにある。

目次

1部 日本からの移民イン・ヨーロッパ(2003年アムステルダム―日本人、ヨーロッパの政策NGOで働く;2001年アムステルダム―外国人として、移民として、女性として生きる;1997年東京―グローバルな対抗運動の芽生え)
2部 ロストジェネレーションの連帯(1998年東京―ロスジェネ世代と呼ばれて;2018年ブリュッセル―私の環境運動は気候変動から始まった;2007年アムステルダム―水の正義とエネルギーの民主化)
3部 フェニズムを生きる(1994年東京―それは夫婦別姓から始まった;2019年ブリュッセル―結婚と家族と言語の事情;2020年ブリュッセル―作ること、食べること、生きること ほか)

著者等紹介

岸本聡子[キシモトサトコ]
1974年、東京都生まれ。公共政策研究者。アムステルダムを本拠地とする、政策シンクタンクNGO「トランスナショナル研究所(TNI)」に2003年より所属。新自由主義や市場原理主義に対抗する公共政策、水道政策のリサーチおよび世界中の市民運動と自治体をつなぐコーディネイトを行う。2022年6月、杉並区長選挙に立候補し当選。杉並区初の女性区長に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

樋口佳之

59
政治のフェミナイゼーションは政治の性質や過程そのもののあり方を問う。競争ではなく共有を、妥協ではなく共同を、かけひきではなく協力を、政治のやり方や価値にしていこうというフェミニストからの提案/杉並区長選挙は面白いよという話が流れていて、まさか当選にまで結びつくとは思ってもいなかった。この経歴に培われた視線、力量を持ち区長となった著者を支えていく対話と共同に粘り強く取り組んでいってもらいたいもの。それが一番大変で、だけど一番大事な事2022/09/29

TATA

39
こちらは前から読んでみたかった。現杉並区長の欧州での人権意識を高めた日々について記した一冊。確かに私も欧州ではこういった方に多く出会えた。その意味では欧州の普遍的な価値観をそのまま自身の中枢に据えることになったというのはよく理解できる。ただ、その多くは日本の価値観とは大きく異なりすぎているのも事実。どんな風に折り合いをつけて伏魔殿の区議会と渡り合うのか楽しみでもある。日本が欧州風の市民社会を構築するのは流石に無理だろうから、妥協というか日本流のバランスの取れた社会っていうのを見てみたい。2024/04/07

スイ

23
杉並新区長の岸本さんの、主にヨーロッパでの仕事と生活のこと。 なのだけど、世界の水道再公営化に携わる人々を結ぶなどをされてきた方なので、気候変動や新自由主義というこの20年の大きな問題と深く関わっており、世界の流れを再確認することもできた。 区長への立候補についてはこの本では詳細は書かれていないが、なるほどこういった思いが繋がったのだなと納得。 杉並区民でなくとも応援したい。2022/09/19

よきし

18
『水道、再び公営化!』が素晴らしかったので楽しみに読んだ。そして本当に学生みんなに読んで欲しい教科書的な学びの本になっていると感嘆。民主主義、資本主義、所有、ジェンダー、貧困、移民、教育、労働、気候危機、食などさまざまな分野について彼女自身の経験から語る言葉は地に足が着いていて社会を変えていけるという確信に満ちている。民主主義はけっしてお手軽にはならないということから私たちは始めなければならない。システムを作り運営しているのは誰か、ということを含め、批判の目を獲得してそれぞれの一歩を見つけていきたい。2022/11/04

Mc6ρ助

17
『私もグローバル化した社会の恩恵を謳歌しているつもりが、国家と資本の都合に翻弄される一端の労働者であることを実感する。資本は国境をたやすく超えて移動するが、私たち人間は簡単に移動なんてできないし、させてももらえない。家族、友達、アイデンティティ、文化、そして愛などというややこしいものを真ん中に据えて暮らしているのだ。資本のように簡単に国境を超えられない。(p160)』この本は若い人達に読んで欲しい、新自由主義を上書きすべきポスト資本主義の教科書(知らないのは爺さまだけ、若者の常識なら日本の未来は明るい)。2022/12/07

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