内容説明
DV、モラハラ、浮気、貧困―それでも「家族」に希望を見出すために。16人のシングルマザーたちは困難な状況をどのように生き抜いたのか。迫真のルポルタージュ。
目次
第1章 子どもを連れて家を出た
第2章 会いたくない、会わせたくない
第3章 家庭内別居という地獄…からの解放
第4章 会わせたかった。だけど縁が切れてしまった
第5章 離婚して、シングルになっても私は自由に生きる
第6章 再婚すれば関係も変わる…
第7章 「夫」との別れ、昔と今
第8章 夫婦の別れと父子の別れは別
現代の家族をどう考えるか―専門家にうかがう
著者等紹介
西牟田靖[ニシムタヤスシ]
ノンフィクション作家・フリーライター。1970年大阪府生まれ。神戸学院大学法学部卒。離婚を経験し、わが子と離れて暮らす当事者となって以来、子どもに会えない親、DVや虚偽DVなど、家族をテーマにした記事を雑誌やウェブメディアに執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吾亦紅
19
子どもを連れて離婚した女性たちへのインタビュー集。別れた夫に子どもを会わせているケースもあれば、文字通り逃げるように別れたひともいた。意地でも会わせないというひともいた。また、仕事を持ちバリバリと働く女性もいれば、実家に戻ったり、あるいは貧困に陥っているケースもある。国際的に遅れを取っている共同親権についての言及には共感。離婚した後も子どもへの責任をふたりで担うということはとても大切なことだと思う。2025/01/08
カッパ
12
色んな人がいるんだなという感想。逃げた妻のキャラクターや職業もさまざま。夫の状況もさまざまなんで当然なんですけどね。逃げるという行動も必ずしも幸せに直結してるわけではない。でも我慢するのもよくないなと思いました。2022/01/03
kanki
12
養育費もらえるのは24%。親権、母9割。「そんなに辛い思いをさせてしまったんだ、ごめんね」と一言でよい2021/03/12
やまた
6
ここのレビューを読んでから買えばよかった…!前書きで違和感を感じたけれど、まあ…と思って読み進めたけれども、わたしには合わず、途中でギブ。インタビュアーの、配慮や想像力の無さなのか?テーマは気になるので、本当に別の方の作品で読みたい…2021/06/08
海戸 波斗
5
ノンフィクション?ルポ?対談形式で話し言葉の取材がそのまま大量。うちの近所の人が子どもを持つに至った理由のように十人十色百人百様、各々の物語があり…事実は、一つなはず…と私は大混乱。著者さん離婚とその後に興味をお持ちなのは良くわかった。さて、晶文社。ここは、石井光太さんで読みたい内容だ。そして、家族のことは家族にしかわからないって言ったら逃げてるかな。2020/12/24
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