イスラームの論理と倫理

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イスラームの論理と倫理

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  • サイズ 46判/ページ数 356p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794971951
  • NDC分類 302.26
  • Cコード C0014

内容説明

かたや男性・イスラム教徒、かたや女性・非イスラム教徒。ともにイスラーム研究を専門としつつも、立場を異にする二者が交わす、妥協を排した書簡による対話。IS、アフガニスタン中村哲氏殺害、ハラール認証、イラン・トルコ情勢、コロナ禍…。同じイスラーム研究を専門としていても、これだけ世界の見方が違う。はたして日本人は、イスラームをどれだけ理解しているか?誰も教えてくれなかったイスラーム世界の真実。

目次

第1書簡 あるべきイスラーム理解のために
第2書簡 イスラム国をめぐって
第3書簡 トルコ、クルド問題について
第4書簡 タイのイスラーム事情
第5書簡 中村哲氏殺害事件をめぐって
第6書簡 ハラール認証の問題
第7書簡 イラン/アメリカ関係の深層
第8書簡 コロナウイルス禍がもたらしたもの
第9書簡 トルコのコロナ対応をめぐる考察
最終書簡 インシャーアッラー それぞれの結語として

著者等紹介

中田考[ナカタコウ]
1960年生まれ。イスラーム法学者。灘中学校、灘高等学校卒業。早稲田大学政治経済学部中退。東京大学文学部卒業。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。カイロ大学大学院文学部哲学科博士課程修了(Ph.D)。山口大学助教授、同志社大学教授を経てイブン・ハルドゥーン(在トルコ)大学客員教授。1983年にイスラーム入信、ムスリム名ハサン

飯山陽[イイヤマアカリ]
1976年生まれ。東京都出身。イスラム思想研究者。東京大学大学院人文社会系研究科アジア文化研究専攻イスラム学専門分野単位取得退学。博士(東京大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さすらいの雑魚

40
イスラムを西欧近代文明的視点から研究してる専門家とイスラム的世界観の側から互いの違いを訴える日本人イスラム法学者のまったく噛み合わない争論集。おそらく二人の専門家の意見の隔たりは、イスラム教徒と我々先進国市民の論理や倫理の隔たりそのもので、本書を読むことでまったく異質な世界観を持つイスラム文明の存在を実感できるって仕掛けなのだろうと思った次第。イスラム専門家の2人を手玉にとって噛み合わせ自在に弄ったあげくに、まったく議論が噛み合っていない両者の論をそのまま書籍にまとめた編者の凄腕とセンスに脱帽である。2021/07/11

松本直哉

29
飯山の厳しい批判をのらりくらりとかわすのに終始するだけの中田の知的不誠実が際立つが、後者の主張に一理あるとすれば、今の世界全体を覆う領域国家幻想と金まみれの民主主義の袋小路を脱するには何か宗教的超越的なものが不可欠だということ。しかし私見ではイスラームを含めて既成宗教にそれを求めるのは無理で、中田のいう普遍的人間性を追求しようとすれば既成宗教の批判あるいは再解釈(それも女性や弱者の側からの)が必要になるのではなかろうか。たとえば先日読んだナディア・エルブガによる、コーランの再解釈のような形で。2021/10/20

BLACK無糖好き

21
イスラーム研究者同士の往復書簡のウェブ連載の書籍化。共通のテーマについて双方が持論を述べ合う形でほとんど噛み合うことはない。飯山さんの本は読んだことがなかったが、日本の中東イスラーム研究者全般に対してかなり批判的な感情をお持ちのようだ。カリフ制再興を主張する中田教授に対して批判的なのは理解できるが、日本の中東イスラーム研究がイデオロギー発露の場として反体制活動の道具になっているとの指摘は結構強烈。一方で、中田教授もハラール認証ビジネスの利権屋に対して強烈な批判をしていて、これもかなり印象に残る。2021/08/05

やまやま

19
皆さんの感想からは飯山氏寄りのものが多いようで、確かに初読は私もそう思ったのですが、本書から離れてお二人のSNSを拝見すると、若干似た雰囲気が感じられ、そんなに離れている人ではないのではとも思います。お二人ともイスラーム教徒との付き合い方は淡白なことを勧められているように感じ(もちろん中田氏は信徒なので信仰を勧められているとの理解もできますが、文章として他著ほど過激でない)、アフガニスタンについても、その後の推移がよく推測されていると思います。(よって、二人の途は分かれていくのでありますが。)2021/12/09

aisapia

18
飯山さんの話はわかりやすいが、中田さんの話はごちゃごちゃした感じでよくわからなかった。すっかり頭から抜けていたが、イスラム教の考え方は政教一致なんだ!カリフ制を目指している日本人はどこに魅力を感じているのか知りたい。自分が上位にいれる境遇だから差別歓迎ってこと?と思ってしまった。でもイスラム教徒だからって特別に怖がったりするのは違うなとは思えました。イスラモフォビアという言葉は知らなかったけど、日本人はまぁまぁこの傾向がありそうと思いました。でも今まで知らなかった考えを吸収できるのは楽しい!2021/06/10

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