内容説明
「自己責任」、「人様に迷惑をかけないように」、自立して生きていくことが喜ばしいとされる世の中で、そこからこぼれ落ちてしまう人はどうしたらいいのか?人に寄りかかることは心地いい、頼ってもいい!交際0日でしょぼい結婚をした著者による自伝エッセイ。
目次
第1章 どこにも居場所がなかった20年間のこと
第2章 しょぼい喫茶店に行く
第3章 人生どうにもならないので家出してみた
第4章 交際0日で結婚したら人生最大の修羅場がやってきた
第5章 はじまった結婚生活
第6章 幸せが連鎖する場所
著者等紹介
安藤まな[アンドウマナ]
1997年東京都生まれ。主婦。幼少期から登校拒否、落第寸前などを繰り返し、大学在学中に発達障害の診断を受ける。なんとか「普通のレール」に乗ろうという強迫観念から日々もがき続けるも、結婚し養ってもらうことで生きることを決意。当時気になっていた男性とお付き合いをせず、親に黙って交際0日で入籍。その後始めたブログで、発達障害、毒親、結婚のエピソードが大きな反響を呼ぶ。『発達障害で普通に生きられなかったわたしが交際0日で結婚するまで』が初の著書(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
チョビ
4
最終章までを乗り越えるとおそらくほとんどの方が「あー、ウチもこんな感じだわ。」という感想を抱くことでしょう。ただそれと障害を持っているか否かは別問題。ただ…ブログがバズったというのはわかるが、それが本になると「書かされた感」が出てくるんですよね。そもそもレポートを書くことが苦手な方が長い文章をなぜ書けたのか。そしてバズらせた仕掛け人は?と、なぜか彼女の裏側にいるたくさんの人物を気にしてしまう自分…。文章自体はとことん「障害って大変なんだな」と思わせる程度に女性らしい文章なので、そう感じてしまう…。2020/07/17
happy55703
2
まなさんも辛かっただろうけど、親の気持ちも分かるなぁと思いながら読みました。2023/12/06
しゅんぺい(笑)
1
しょぼい喫茶店に行ったって書いてあったから、しょぼい喫茶店の奥さんの本かと思ったびっくりした。さらっと母のこと書いてあるけど、まあ毒親の部類。でもそれも出産を控えてる時期に関係性ががらっと変わったみたいで。そういうこともあんのねーって感じ。養ってもらうために結婚するのが悪いことやとは思わへんし何より結婚がもうちょっと気楽になればいいなと思うけど、なかなか、受け入れられるんかわからへんなあ。人生何が起こるかわからん。2020/10/07
絵具巻
1
文京区立根津図書館で借りました。2020/08/04
マイア
0
私も発達障害なので、「何故か分からないけどどうしても普通に生きられない」辛さにはとても共感した。 ただ、著者が交際0日で結婚したことで幸せになれたのは運の良さと配偶者の厚意によるところが大きいようには見えるし、発達障害や家族関係による苦悩とは関係ない部分で、著者の考え方にツッコミを入れたくなる部分は正直あった。とはいえ人間大概そんなものだとは思うし、どんな人だろうと無意味に苦労する必要はないのだから、著者が運良く安心できる居場所を得られたことは素晴らしいことだと思う。2025/05/11




