内容説明
結婚、進学、就職、起業…未来を完全には予測できないことがらや、あらかじめ正解がない問題と向き合うとき、どうしたら合理的な判断ができるのか。そのよりどころとなるのが身体感覚。心理学者・チクセントミハイの「フロー理論」の解説を通じて、身体の感覚を磨き、より豊かな人生を送るための知恵を伝える思索的エッセイ。医師であり、合気道家である著者の経験知とエスプリがつまった一冊。
目次
第1部 チクセントミハイのフロー理論(よき人生を送るための理論;フローに入るための八つの条件;フローを妨げるものはなにか;身体と時間―『身体知性』への質問に答える)
第2部 身体的生活(医師の身体感覚について;会社のお医者さん;身体に流れる時間が交わる;医師の私を形作った身体経験;合気道とは生きることそのもの ほか)
著者等紹介
佐藤友亮[サトウユウスケ]
1971年盛岡市生まれ。医学博士、日本内科学会認定内科医、血液専門医。1997年岩手医科大学医学部卒業。初期研修後、血液内科の診療に従事するも、白血病の治療成績に大きな困難を感じ、2001年に大阪大学大学院医学系研究科入学。大学院修了後、大阪大学医学部附属病院の血液・腫瘍内科で、血液学の臨床と研究を行う。2012年より神戸松蔭女子学院大学准教授、2020年4月より同教授。2002年に、東洋的身体運用に興味を持ち、神戸女学院大学合気道会(内田樹師範)に入会。現在、合気道凱風館塾頭(会員代表)として道場運営に携わる。公益財団法人合気会四段。神戸松蔭女子学院大学合気道部顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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